昨日の記事では中途半端にしか見ていなかった桃神祭2015Blu-ray、
本日1日目「御額様御来臨」を通して見ました。
ももいろクローバーZ 桃神祭2015
エコパスタジアム大会 ~御額様ご来臨~LIVE Blu-ray (通常版)
全編見て改めて「ここ最近で一番素晴らしかったと思うライブ」だったなと再認識。
これを生で体感することが出来たことは本当に感謝です

(特に浜松ノフの皆様方には足向けて寝られませぬ)
このライブは灼熱の野外開催の為、約3時間とももクロの大箱ライブとしては短めの設定。
しかし演出の多彩さ、進行のテンポの良さ、序盤からハイスパートで飛ばすセットリストのお陰か、
物足りないどころか凄まじい満足感に包まれたライブでした。
なにせオープニングから「夢浮き→ツヨツヨ→ピンキー→ワニシャン」と4曲ノンストップ、
そこからMC挟んでチャイマシリーズノンストップ2曲というガチマッチョセトリでしたから、
もう息をつく間もなく走り抜けたライブといった感じでしたね

近年のももクロライブで、バラードが「灰とダイヤモンド」だけというのもレアかもしれません。
ただこのライブ、初の会場という事と、高さんだけヘッドセットで歌っていた事もあり、
音響が今ひとつの印象だったのですが、ソフト化に当たって音は抜群に良く調整されています

特に19人編成というももクロ和楽器隊の演奏が加わるパートは迫力が凄まじい。
低音大きめでヘッドホンなんかで聴くと、和太鼓がすごくて血沸き肉踊ります

日産に比べて観客の声援も密度ある感じがして迫力があるのが素晴らしい。
ぜひ大音量で体感して欲しいところです。
それから1日目は本編や茶番だけではなく、アンコールも見どころです。
1曲目は夏菜子凱旋の意味を込めての「渚のラララ」でしたが、

彼女にとってはそれ以上に、作曲して下さった加瀬邦彦さんへの弔いと、
感謝の気持ちが強かったのではないでしょうか。
それでも彼女は決してアイドルであることを忘れることなく、
湿っぽくならずにサラリと、キラキラとした笑顔でパフォーマンスしていました。
イヤモニのトラブルによって音ズレしても決して動じませんでしたし、
彼女がアイドルとしていかに成熟したかを物語っているシーンだと思いました。

3万7千の歌声と笑顔はきっと向こう側へ届いて、加瀬さんも笑顔になってくれたんじゃないかな。
それからはアンコールは灰ダイ→一粒の笑顔で…というコンボで私は涙腺崩壊でございます

一粒はフィナーレエディションにアレンジされていて余計にグッと来る感じでした。
ももクロちゃんだけでなく、出演者の皆さん全員がキラキラして本当に最高


さらにこのくるくる杏果が、エレガント&チャーミング&ふんわりでビューリホ~

熱中症にかかり、今にもぶっ倒れそうな女の子が放つ笑顔とオーラとはとても思えません

まさに"ナチュラル・ボーン・アイドル"有安杏果の素晴らしさが凝縮されたシーン。
この曲だけの為だけに、このBlu-ray買っても悔いはないレベルでございます。
さてももクロのDVDといえば特典映像も気になるところですが、
この1日目のディスクには30分ものメイキングが入っていて充実しています。
(2日目は1日目よりボリュームあるからか25分)
いわゆるももクロのドキュメンタリーが最近足らないと思ってる人達も納得の内容かと思います。

特に今回は高さんの骨折もあるので少しだけシリアス。
彼女の号泣するシーンは2箇所ありますが、紫推しじゃなくとも涙を禁じ得ません。
彼女達の友情の美しさを再確認出来る、素晴らしいものとなっております。
それから個人的に「灰とダイヤモンド」の間奏中にダッシュするももクロちゃんの姿に驚愕


灼熱の野外ライブでもこのがんばりである。
皆が大人になっても舞台裏での全力っぷりは全く衰えない。
笑顔の下の血の滲むような努力と胆力に、改めて頭が下がる思いがしました。
そりゃぁこんな姿を見ていたら、共演者やスタッフも皆ファンになっちゃうよなぁ…。

大人になったと実感しつつも変わらない姿に、久々に共演した前山田さんも感無量なのでした。
さて私のざっくりとした「桃神祭2015~御額様御来臨~」のレビューは以上。
読んでいただけたなら解るとおり「買い」以外何物でもない一級品でございます。
おそらくももクリやドームツアーの金策に苦しんでいて、
今回は購入を見送ってる人もいるかと思われますが、
1万円以上する初回限定盤を買わずに、1日目のディスクだけ買うのも有りかと思います。
それくらいの充実度と、フィナーレでの満足感があると私は断言いたします。
まだ見てない方は是非手にとって、この感動を体感してみてくださいね
