さて昨日開催された「親子祭り」の話題です。

ももクロ、あーりん演出「親子祭り」で夢のステージ
- 音楽ナタリー
ネットでの盛り上がりを見た限り、とても好評だったようですね

少し前の母
ももクロ?そんなものに金使ってるの?
ライブ後の母
ドームツアーあるの?
京セラと名古屋ドームね…
ちょっと遠いかもね
西武?行けんじゃん!
— こすけ (@kosukeMCZ) 2015, 11月 1
この様にあまりももクロを知らない家族が楽しめ、ももクロにハマる切っ掛けになったとしたら、
通常のライブよりも大きな意義のあるイベントと言えるのかもしれませんね~。
こういったファン以外も参加しやすいイベントが増えて欲しい所。
スケジュールは厳しいでしょうけど、是非来年以降も続く定番ライブになってほしいです

さてこのライブはもうひとつ、"総合演出家"佐々木彩夏のデビュー戦という意味もあります。
参加者の高評価を見る限り、幸先良いスタートとなったのでは無いでしょうか

サーカスをイメージした子供からお年寄りまで楽しくさせる雰囲気。
長時間のライブだと飽きてしまいがちな子供達むけに様々なアトラクションを用意したり、
客層を意識したサービスや演目など、実に見事だったと思います。
また私がとても感心したのがこの写真。

通路を広くして子供連れでも通りやすく、各着席エリア、トイレや授乳所などの表示が大きくされていて、
ライブになれてない親子連れでも解りやすいよう配慮がなされています。
こういった細かい心配りは、ライブの内容と共にお客さんの心へ大きく響いたことでしょう。
過去に
(訂正:インタビュー後半は石川ゆみ先生が答えてました

「5TH」ツアーのインタビューであーりんをこう評していました。
- 音楽ナタリー
──次にあーりんはどうですか?
あーりんは物事を俯瞰で見られる人ですね。全体を見てる感じ。
自分がどうステージに立つのかを考えるよりも、お客さんから見たらどうなのかとか、そういうところまで一緒に話し合えちゃう。
だから実行も早いし、見せ方も知ってるから、やらせたいと思うことができる。できるとまたやらせたいことができてくる。どんどんどんどんできることが増えていくっていう。
でもあの人は、いつ何をやってもちゃんと“あーりん”だから面白い。
全体を俯瞰で見ることができ、お客さんから見たらどうなのかすら把握する能力。
この話を踏まえれば、親子祭りの演出は佐々木彩夏だからこそ作り上げることが出来た、
そう言っても過言ではないのかもしれませんね

今回のライブのどこまでが彼女が発案したアイデアかはわかりませんが、
間違いなく演出家としての才を発揮できたのではないでしょうか。
今年に入って彼女は、月刊TAKAHASHIでのセットリストや台本を担当、
そして今回は7,400人というかなり大規模なライブの総合演出を担当しました。
ももクロチームは段階的に彼女の演出家としての力量を図りつつ、
経験をつませている最中なのではと、私には感じられました。
モノノフさんの中には演出などを、早く彼女達に任せるべきという意見は以前から見られます。
しかしプレイヤーとして大活躍していた一流野球選手が、
いざ監督になったら全く活躍できなかった例は過去に幾多もある。
(ノムさんのような異常な才能の持ち主もいますが)
才能があるからと力量以上の大役をまかせ、失敗する話は良くあることです。
なのであーりんには様々な演出家やライブエンターテイメントに触れさせ、
実戦での経験を積ませつつ、じっくりと育成しているのかもしれません。
特に彼女の場合はプレイヤーとしても、とんでもなく忙しい日々を送っているのですから、
全ての演出をいきなり任されたら、それこそ頭がパンクしてしまいますしね

「急いては事を仕損じる」といいますし、我々も焦らずじっくり見守っていきましょう。
若干19歳にして演出家として華々しい第一歩を踏み出した佐々木彩夏。
ダンス、歌、演技など、段階的に様々な成長のベクトルを見せてきたももクロに、
また新たに「演出家」としての楽しみも加わったことになります。
彼女達が挑戦する姿勢を止めない限り、そのベクトルはさらに多岐にわたって行くでしょう。
ありえない場所を目指して突き進むももいろクローバーZ。
その成長を見逃さぬよう、これからも追い続けたいと思います
