私は最近殆ど漫画を読まなくなったのですが、
今でもコミックスを買って読んでいるのが小城哲也先生の「ももプロZ」と、
いよいよ最終回を迎えた格闘技漫画「オールラウンダー廻」です。
オールラウンダー廻(1)
総合格闘技の選手として特に秀でた特徴の無い主人公が、
一度仕掛けられた技をすぐに覚えるという特性を活かして、
強豪と闘ううちに様々な選手の得意技を吸収してオールラウンダーとして成長、
全日本アマチュア大会での優勝を目指すという、地味だけど格闘描写がもの凄くリアルで、
格闘技ヲタにとっては最高の格闘漫画と言ってよい傑作なのです

で、なんでこんな話をしたかというと、
前回のももいろフォーク村を見て杏果の成長っぷりも驚いたのですが、
玉井詩織のオールラウンダーっぷりに唖然としてしまったからです


2時間の出番の間にアコースティックギター弾き語り、武部さんとのピアノ連弾、杏果とのデュエット、
多岐に渡って難易度の高いパフォーマンスを披露しました。
楽器のことに関して私は詳しくは無いのでなんとも言えないですが、
少なくとも2つとも歌唱難易度の低い曲ではないので、アイドルが弾き語りするなんてありえない事です。
しかも緊張はしていたものの、手元を見すぎて萎縮する様子もなかったのが素晴らしい

(ピアノは途中やり直しましたが持ち歌では無いのだし仕方なし)
杏果とのデュエットもスキマスイッチの「奏(かなで)」という難曲な上に、
他のメンバーと歌ったデュエットの中でも1番良いハーモニーだったと私は思います。
杏果自身にフィーチャーされた回ではあったものの、MVPは間違いなく玉様と言って良いでしょう

この日は「山を越えたらまた次の山が…」と不満を漏らし続けていた玉様ですが、
与えられた課題を卒なくこなし、かつては飽きっぽいと言われた彼女にとって、
これくらいの重圧を次々与えられたくらいの方が、もしかしたら調度良いのかもしれません。
本人は嫌がるでしょうが、きくPにはこれからも玉様への愛あるシゴキをお願いしたいです

元々のアイドルとしての高い資質を持っているだけではなく、
最近は司会や演技、バラエティーにも才能を発揮している玉井詩織。
更にももいろフォーク村が始まってから歌手、楽器奏者としても著しい成長を見せています。
器用貧乏と言われた彼女が、今まさにオールラウンダーとして開花しつつあると言って良いでしょう。
これから彼女の活躍の場が、どの様な広がりを見せていくのかが本当に楽しみですね
