5.11に遂に発売された「男祭り2015 in 太宰府」を早速見たのでレビューです
【早期購入特典あり】 ももクロ男祭り 2015 in 太宰府
LIVE Blu-ray (B3サイズポスター付)
先日のUstream中継でステージ演出の佐々木敦規氏が電話越しに、
「ももクロ映像作品で5本の指に入る」と豪語しただけあって素晴らしい出来でした

大宰府政庁跡は近隣に大きな建物はなく、見渡す限り山と木と空。
ももクロの野外ライブは水辺のフェス系をのぞけばスタンド席が壁となってしまうので、
このようなロケーションを見ることは初めてですね。
天候も良かったので、西日を浴びながらパフォーマンスする彼女達が輝いてみえましたし、
特に夕暮れのぼんやりとした明かりの中で歌われる青春賦は最高で、
そこからLinkLinkに繋がるのがとても感動的でした

それからオープニングの応援団との演舞は圧巻。
あの姿勢で正拳突きなどは、なかなか様になるのは難しいはずですが、
しっかり見栄え良く出来るのは流石ももクロちゃんといったところ。
男祭り2012の時の空手演武よりもしっかり腰が入っていてかっこよかったです。

メイキングでの猛特訓シーンも、このディスクの見どころの一つと言って良いでしょう。
長ランにドカンというおよそアイドルに似つかわしくない衣裳を着ていても、
かっこ可愛くなってしまうのがももクロちゃんの凄い所ですね~

楽曲では「『Z』の誓い」が、古の時代に国を守った防人たちに捧げられているようで感動的でしたし、
「5 The Power」「ロマンティックこんがらがってる」「月と銀紙飛行船」といった干され曲もラインナップされ、
メインステージ&サブセンターステージというシンプルなライブなのもあってか、
しっかり振り付きで披露されていたのも良かったですね~。
ロマこんの振り付けめちゃ可愛いしろまこんの横移動が可愛い #ももクロ https://t.co/DOLHOznCj5 https://t.co/wIDBdRYt0v
— ふちやん@太平洋男P (@UGFCN) 2016年5月11日
あと「Believe」がセンターステージステージで披露されていたのですが、
従来の横移動からセンターステージ用の円形移動に改良された
ももクリ2011のパフォーマンスが思い起こされて、なんだかグッと来ちゃいました。
それから「だってあーりんなんだもーん」の破壊力は異常。
ダンスや表情も更に大人っぽさを増したあーりんが凄まじく、
過去最強のだてありといって過言ではなく、あーりん推しはこれだけの為にでも買うべきです

アイドルとしてのタイプは違えど、
彼女のアイドル力は全盛期の松浦亜弥などに匹敵するレベルじゃないかと個人的には思います。
もちろんその後のももたまい&推され隊もめちゃくちゃ可愛いんですが、
やはりソロ&ユニットコーナーやらせると彼女は最強だな~と思いますね~。
さてそんなバラエティに飛んだ内容で大満足のライブですが、少しだけセトリに不満点もあり。
オープニングパフォーマンスからの「JUMP!!!!!」と、本編最後の「Neo STARGATE」はちょっと唐突感あるし、
男祭りというステージにしては男っぽさをあんまり感じないかなと。
どちらかと言えばいつものももクロらしいバラエティに富んだ選曲だと思うのだけど、
もう少し男らしく暑苦しい感じで攻めても良かったかなぁという気がします。
そこら辺にもおそらく、何らかの演出意図はあるのでしょうけど、私には読めなかったなぁ。
まぁだからといってこのライブ全体の魅力が大きく損なわれる訳でもないので些細な事なんですが、
いろいろ理詰めで考えないと気が済まないたちなので気になっちゃいました

最後に、太宰府天満宮に奉納された「灰とダイヤモンド」。

これはもう、ももクロ史上最高に美しい映像作品に仕上がっているといって過言ではないでしょう。
始まる前の緊張感、歌う表情、スモークと焚き火がたかれた太宰府天満宮のロケーション、
本殿まで移動して参拝する所作の美しさ、どれを取っても凛として素晴らしいです。
この映像は11月1日に1度だけUstreamで一部放送されているのですが、
それに比べると周りの雑音や、ライブ後に冷えて少しかすれていた彼女たちの声は、
若干聴きやすいように修正されてる感じです。
その辺はオタク的視点から言うと、無修正のほうが現場のリアルな空気が感じられるので好みですが、
そこは映像作品としてパッケージ化するにあたっては仕方ないかな。
何にしてもあの難しい状況での歌が、若干の修正でパッケージ化出来るというのは、
彼女達が芸能人として大きく成長した証と言って良いでしょう。
さて長々と書いてきました「男祭り2015 in 太宰府」のレビュー。
買いかどうかと言われれば間違いなく「買い」の逸品でしょう。
とにかく太宰府というパワースポットはこれまでのももクロのライブにない異空間。
アーティストとしてもそう何度も経験することは出来ない場所でのライブですから、
その記念すべき瞬間を、モノノフとしては是非とも目に焼き付けておくべきだと思います。
それからBlu-rayに関しては、最近のももクロ作品としては珍しくディスク1枚ですんでいるので、
デッキに入れたまま好きな時、好きなシーンを気軽に再生できるという利点もあります。
こういった作品は久々なので、あらためてディスク入れ替え不要という快適さに驚きました。
そういった意味でもお買い得感があるかなと個人的には思います。
定価6800円とお値段もお手頃ですし、まだ見ていないモノノフさんは是非手にしてみてくださいね
